プロが教える効果的なドライアイ対策

こんな洗眼していませんか?

  • カップ式の洗眼液で洗う
  • 水道水で目を洗う
  • 防腐剤入り目薬で洗眼する

カップ式洗眼はドライアイには逆効果

一般的な洗眼液や市販の目薬には、菌の繁殖を防ぐ防腐剤が使用されています。
防腐剤には界面活性という作用があり、涙の蒸発を防いでいる油膜を破壊し、細胞が弱くなり壊れやすくなるという性質があります。

健康な涙の状態だと、防腐剤を涙で洗い流す事が出来ますが、涙の量や質が低下しているドライアイの方は、防腐剤が目の表面に残り、まばたきをする度に、角膜に傷を付けてしまい症状を悪化させてしまう場合があります。

またカップ式の洗眼は、目をパチパチした時に、まつ毛やまぶたについた「ほこり・異物・雑菌」などがカップ内に落ち、目の中に入り、眼病の原因になる場合がありますので、注意が必要です。

水道水は目の健康に悪影響

塩素が含まれる水道水で目を洗うことは、ドライアイや角膜の障害、充血を起こしやすくなることが分かっています。
プールや海などに入った時の充血や違和感は一時的なことが多く、何もしないことが目の健康に良いという報告がされています。

防腐剤フリー、防腐剤未使用の記載があっても指定された防腐剤が入っていないだけで、他の種類の防腐剤が入っている場合もあります。

洗眼は極力しない!!

ドライアイの人は、涙で目のゴミや汚れを洗い流す力が弱く、炎症や充血・目やにが出やすくなります。
また、目についた花粉もドライアイを悪化させます。
どうしても涙で洗い流せない場合のみ、防腐剤抜きの目薬で洗い流すようにしましょう。


ドクター式洗眼方法

点眼液をたっぷりと使い、あふれた液はティッシュやハンカチでやさしく拭き取ります。

  • 目を上に寄せて
    下側に3〜4滴
  • 目を下に寄せて
    上側に3〜4滴
  • 目を外側に寄せて
    内側に3〜4滴
  • 目を内側に寄せて
    外側に3〜4滴

ページの先頭へ